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明治時代、川俣地方で生産されていた絹の羽二重の、欧米のお得意様向けに制作された、販促用の手摺り木版画英字版カレンダーにまつわる話です。

浮世絵暦

浮世絵暦

     
 広重 亀戸梅屋舗(前版)  浮世絵暦 2月 広重(後版) ヴァン・ゴッホ 広重写しの樹 

阿武隈山地の川俣町に、なぜ広重の浮世絵があるのか。それもなぜ英語表記のカレンダーが木版画で摺られている
のか?最初目にしたときの驚きと衝撃は、今でもはっきりと覚えています。ほどなくそれが横浜から来たひとりの
絹商人によって創られたこと、そして当時の川俣羽二重の隆盛さを知ることとなった。また明治時代、貿易のノウ
ハウも無く、情報や資金も乏しく、商館貿易という不平等な条約の下でひたむきな努力と勤勉さで商売をし、競い
合っていた商人達の様子を知る手がかりともなった。浮世絵暦に隠されたそれらの情景をも併せて、くみ取ってい
ただきたいと思います。

浮世絵こよみ

           
           
           
           
           

忽那惟次郎氏


川俣精練(株)


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